Photo: Nesnad / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

静岡県

熱海梅園

梅

概要

熱海梅園は、相模湾を背後に控える熱海市の山あいに広がる日本最古級の梅の名所のひとつで、明治初期に整備された歴史を持つ。園内には約60品種・470本を超える梅の木が植えられ、早咲きの品種が例年1月上旬頃から開花を始めることから、全国で最も早い梅の見頃を誇る庭園として知られてきた。温暖な伊豆半島の気候が、他の梅の名所よりひと足早く春の便りをもたらすのである。 園内の見どころは梅だけにとどまらない。幕末の志士・坂本龍馬の像が置かれた一角があり、龍馬と熱海の縁を物語る。また、渓流に沿って点在する石橋や灯籠、手入れの行き届いた苔の庭が、山間の清澄な空気と相まって独特の落ち着きをかもしだす。梅の時期が終わると、4月には園内の枝垂れ桜が花をつけ、初夏には新緑が深まる。秋には紅葉が美しく色づき、渓流と赤や黄の木々が織りなす景色は、梅の季節とはまた異なる静かな風情を見せる。 熱海という温泉地の玄関口でありながら、梅園は喧騒とは一線を画す落ち着いた空間として長く愛されてきた。入園無料(例年の梅まつり期間中は有料の場合あり、公式情報要確認)で気軽に立ち寄れる点も、地元市民と旅行者の双方に重宝されている理由のひとつだ。早春の朝、白梅・紅梅が沿道に香り立つなか、渓流のせせらぎを聞きながら歩く体験は、熱海温泉の旅程に組み込む価値のある時間である。

見頃

早咲き品種は例年1月上旬から開花し始め、見頃は1月下旬〜2月中旬ごろ。品種により時期がずれるため長く楽しめる。梅まつり期間中(例年1〜2月)は混雑するため、平日の午前中が狙い目。秋の紅葉も10〜11月ごろ美しい。

1 〜 3 月

アクセス

📍 住所: 静岡県熱海市梅園町8-11

JR熱海駅または伊東線来宮駅から徒歩約15〜20分。熱海駅からバスも利用可(最寄りバス停「梅園」下車)。車の場合は梅園そばの有料駐車場を利用。梅まつり期間は道路が混雑しやすい。

マップ

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