Photo: Σ64 / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)

茨城県

偕楽園

梅

概要

水戸の市街地に隣接しながら、江戸時代から人々を招き入れてきた偕楽園は、岡山の後楽園・金沢の兼六園とならぶ「日本三名園」のひとつに数えられる。1842年、水戸藩第9代藩主・徳川斉昭が「偕楽」の名に込めた思想——「民と偕(とも)に楽しむ」——のもとに開いた庭園であり、当時から庶民への開放を前提としていた点が他の大名庭園とは一線を画す。 園内の中核をなすのは約100品種・3,000本を超える梅林で、例年2月から3月にかけて白梅・紅梅・緑萼梅が次々と開花し、芳香が園全体を包む。斉昭が自ら設計したと伝わる好文亭(こうぶんてい)は、梅を愛した中国の文人・陶淵明の故事に因んだ名を持ち、三層構造の木造建築の窓から望む梅林と千波湖の景色は、季節を問わず訪れる価値がある。孟宗竹林の静寂、杉木立の涼やかな緑陰、眼下に広がる千波湖——これらが一つの敷地に凝縮されており、梅の季節だけでなく青葉萌ゆる初夏や秋の紅葉期にも独自の風情がある。 現在は隣接する常磐神社や偕楽園公園とともに整備され、広大な水辺の散策路が楽しめる。年間を通じて地元市民の憩いの場であり続けており、茨城が世界に誇る風景として国際的な来訪者も増えている。

見頃

梅の見頃は例年2月中旬〜3月中旬。品種により開花時期が異なるため長い期間楽しめる。梅まつり期間中は大変混雑するため、平日の午前中が狙い目。夏の涼やかな緑や秋の紅葉も見ごたえあり。

2 〜 3 月

アクセス

📍 住所: 茨城県水戸市常磐町1-3-3

JR常磐線・水戸駅南口からバスで約15分、または徒歩約30分。偕楽園駅(臨時停車・梅まつり期間のみ)利用も可。車の場合は常磐自動車道・水戸ICから約15分。

マップ

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