Photo: YedidyaPopper / Wikimedia Commons (CC BY 4.0)
群馬県
草津温泉「湯畑」
概要
群馬県北西部、標高約1,200メートルに位置する草津温泉。その中心にある「湯畑」は、温泉街のシンボルであり、草津を訪れる人が必ず足を止める場所です。源泉から毎分約4,000リットルもの湯が自噴し、七本の樋(とい)を伝って流れ落ちる光景は、昼夜を問わず白い湯けむりを棚引かせ、圧倒的な迫力があります。湯畑という名のとおり、かつてこの地では湯の花(硫黄分を含む温泉成分の結晶)を畑のように採取していたと伝わり、その歴史は江戸時代以前にまで遡ります。 草津温泉の泉質は強酸性で知られ、pH値はおよそ2前後という日本有数の酸性温泉です。殺菌力が強く、古くから「草津の湯は万病に効く」と語り継がれ、多くの文人や政治家、外国人旅行者が湯治に訪れました。湯畑を囲む石畳の遊歩道は岡本太郎がデザインしたと伝えられ、独特の曲線美が周囲の和風旅館の佇まいと絶妙に調和しています。 季節ごとに異なる表情も魅力のひとつ。春の新緑と湯けむりが柔らかい空気感を生み出し、夏は浴衣姿の観光客で賑わいます。秋には周囲の山々が燃えるように色づき、湯畑の白煙との対比が絵画的な美しさを見せます。冬には雪が積もる中を湯けむりが立ち上る光景が幻想的で、ライトアップされた夜の湯畑は特に印象的です。地元の人々と旅人が自然に交わる広場として、今も草津温泉の鼓動を感じさせる場所です。
見頃
秋(10〜11月)の紅葉と湯けむりの対比、冬の雪景色とライトアップが特に幻想的。夏は浴衣散策が楽しめる。早朝は観光客が少なく、湯けむりと静寂の中で湯畑本来の迫力を味わえます。
12 〜 3 月
アクセス
📍 住所: 群馬県吾妻郡草津町大字草津
JR吾妻線長野原草津口駅からJRバスで約25分。関越道渋川伊香保ICから車で約60分。草津温泉バスターミナル下車すぐ。繁忙期は温泉街内の駐車場が満車になりやすい。
マップ
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