Photo: Koda6029 / Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0)

山形県

西吾妻山(樹氷)

概要

西吾妻山は福島・山形両県にまたがる吾妻連峰の最高峰(標高2,035m)で、東北地方最高峰のひとつに数えられる火山です。山頂部は穏やかな高層湿原が広がり、夏には草紅葉と池塘が点在する別天地の趣がありますが、この山を日本屈指の冬景色の名所たらしめるのが、冬に出現する「樹氷(じゅひょう)」です。 樹氷とは、山頂付近に生育するアオモリトドマツ(オオシラビソ)に、強風で運ばれた過冷却水滴が次々と凍りついてできる氷の彫刻です。風上側にだけ成長するため、ひとつひとつが海老の尻尾に似た形を呈し、群生すると「スノーモンスター」とも呼ばれる白い巨人の群れが山頂を埋め尽くします。特に西吾妻山の樹氷は、蔵王の樹氷と並んで東北を代表する存在として知られ、例年12月下旬から3月にかけて最盛期を迎えます。 アクセスには天元台高原スキー場(山形県米沢市)を利用するのが一般的で、ロープウェイとリフトを乗り継ぐと標高1,820m付近まで一気に上がることができます。晴れ渡った日には、樹氷の白と青空のコントラストが鮮烈で、飯豊連峰や月山まで見渡す大パノラマが広がります。一方、悪天候時には視界がほぼゼロになるため、登山装備と天気予報の確認は不可欠です。夏は登山道が整備されており、磐梯朝日国立公園の豊かな自然の中でトレッキングを楽しむことができます。四季ごとに全く異なる顔を見せるのが、この山の最大の魅力と言えるでしょう。

見頃

樹氷の見頃は例年12月下旬〜3月上旬。1月〜2月が最も発達し迫力があります。晴天率が高い午前中の早い時間帯に入山するのがベスト。強風・視界不良の日は無理な入山は禁物です。

2 〜 3 月

アクセス

📍 住所: 山形県米沢市大字李山(天元台高原)

米沢駅からバスまたはタクシーで天元台高原へ。ロープウェイ+リフト3本で山上へ。マイカーは天元台高原の駐車場を利用。週末・祝日は混雑するため早朝着を推奨。

マップ

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